台湾高砂族の精神病調査(昭和17年)

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FB更新. アイヌにはじまり、八丈島、三宅島、五家荘、東京池袋、小諸などのさまざまな地域で実施された精神病一斉調査。戦前で最も野心的なものは、1942年に台湾の高砂族を約4,000人にわたって調査したもの。

最大のポイントは、高砂族(特に対象となったブヌン族)の精神疾患、特に分裂病が著しく少ないことである。精神病一斉調査においては、総じて、未開民族がもっとも罹患率が低く、次いでヨーロッパ人、一番高いのが日本人の順という結果が明らかにされていた。日本の精神病医たちは、その科学的な調査によって、日本人は他民族よりも精神病学的に劣性であるという結果を次々に明らかにしていたことになる。しかも、西欧よりも優れた大東亜の盟主であり、大和民俗の優秀性が絶叫されている時代に。