エドワード・ジェンナーとカッコーの托卵

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天然痘のワクチンをつくったエドワード・ジェナー (1749-1823)のDNBの記事。色々な部分を的確に記述している素晴らしい記事である。天然痘と人痘、牛痘、馬痘などの記述も的確である。一つ私が改めて認識したのが、カッコーの托卵を天然痘・ワクチンのフレームワークでとらえた部分である。メモしておく。

カッコーが他の鳥の巣に卵を産むことはすでに知られていた。ジェンナーは最初は他の鳥が自分の卵を押し出すのかと考えており、その論文を発表する予定であった。しかし、直前に重要な部分を観察した、それが、カッコーのヒナが早く生まれて、他の鳥の卵を押し出すことであった。この観察により、他の鳥からカッコーのヒナに焦点が移った。ジェンナーが新たに考えたことは、ヒナは生まれた直後から強い力で別の鳥の卵を押し出さなければならないので、特別の骨格になっていくということであった。なるほどと納得した。ただ、これが本当かどうかは私は知らないです(笑)