モーリタニアという共和国がアフリカの西側の内陸部にある。かつては東側で繁栄したイスラム文化を西側につなぐ交通路の重要なポイントであった。そこには文化が発展し図書館も作られる。内容としては、哲学、宗教、科学などに関する写本のコレクション。実際には、先進的な天文学の写本を紹介してくださった。しかし、サハラ砂漠の拡大の中で危機に直面しているとのこと。
もちろん(おそらく)アラビア語で書かれていて、その言語や写本を私が読めるようにはならない。けれども、この膨大な写本を読んで、ガレノスやヒポクラテスと、アラブ・イスラーム世界の共通点と違いを説明していただければ、非常に嬉しい。10万円頂いたけれども、それには感謝しながら、この財団があれば寄付しよう。
ちなみに、モーリタニアとモーリシャス島は、たしかに同じアフリカですが、全く違う地域というか、ほとんど正反対ですので、きちんと区別すること。一人で大混乱していました(涙)